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プライオリティ・パスとは?「最も安く」作れるカードを調べてみた

2025年7月22日 記事を新規公開しました。

プライオリティ・パスの魅力って何?
おトクに発行する方法も教えてほしい。

プライオリティ・パスは、空港の待ち時間を楽しく快適に過ごせるサービスです。

人気のサービスですが、どんなメリットがあるのかわからない方も多いと思います。

そこでこの記事では、プライオリティ・パスの特典内容をわかりやすく解説します。

また、最も低コストでプライオリティ・パスを発行できるカードもご紹介します。

かづき

プライオリティ・パスが気になっている方は必見です。

この記事を読むと…
  • プライオリティ・パスの特典内容がわかる
  • プライオリティ・パスを最もおトクに発行できるカードがわかる
この記事を書いた人
  • カードの研究が趣味の会社員
  • 累計カード発行枚数は約30枚
  • 月50,000人が訪れる当サイトの管理人

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プライオリティ・パスとは? その魅力を解説

プライオリティ・パスのロゴ

プライオリティ・パスは空港でラウンジに入れたり、飲食店・スパなどをおトクに利用したりできるサービスです。

世界中145以上の国や地域にある、1,600ヶ所以上の空港が対象です。

かづき

空港の待ち時間を楽しく、有意義に過ごすためのサービスです。

ゴールドカード等の空港特典との違い

ゴールドカードの特典にも空港ラウンジってあるよね。
何が違うの?

かづき

下表のような違いがあります。

プライオリティ・パスとゴールドカードの違い

プライオリティ・パスゴールドカード
空港ラウンジへのアクセス対象(食事の提供があるラウンジも)対象
飲食店・リフレッシュ施設・休憩施設での優待対象対象外
対象空港世界中1,600ヶ所以上(国内は7ヶ所)主に国内約40ヶ所

空港特典はゴールドカードや、それに準ずるカードにも付帯していることが多いです。

しかし、表からわかるように、プライオリティ・パスとゴールドカードでは、その内容が異なります。

プライオリティ・パスは国内の対象空港の数ではゴールドカードに劣るものの、それ以外はすべて優秀です

かづき

その分プライオリティ・パスは入手のハードルが高くなっています。

プライオリティ・パスの特典内容

かづき

つづいてはプライオリティ・パスの具体的な特典について、詳しく見ていきます。

空港ラウンジ|ゴールドカードでは入れないラウンジで食事の提供も

出典:セゾンカード公式サイト

プライオリティ・パスを持っていると、空港でラウンジに入ることができます。

ゴールドカードの空港ラウンジ特典との違いは、一部の空港で食事の無料提供がある点です。

また、ゴールドカードの空港ラウンジ特典とは対応するラウンジが異なるのもポイントです。

プライオリティ・パス所有者は、ゴールドカード所有者が入れない特別なラウンジにアクセスできます

かづき

ゴールドカード特典のラウンジは混み合っていることが多いので助かります。

飲食店|料理が1回無料 or 3,400円値引き

プライオリティ・パス所有者は、空港内の対象レストランでおトクに食事ができます。

特典はお店によって変わりますが、次のいずれかの場合が多いです。

  • 3,400円相当の料理が1回無料
  • 3,400円(税込)の値引き

お好み焼きや鉄板焼き、イタリア料理など、バライエティに富んだお店で美味しい料理を楽しめます。

かづき

おトクに食事ができることで、プライオリティ・パスの中でも人気の特典です。

リフレッシュ施設・休憩施設|3,400円値引き

プライオリティ・パスを持っていると、空港内の対象リフレッシュ施設・休憩施設をおトクに利用できます。

リフレッシュ施設では主にリフレクソロジー、ドライヘッドスパなどが提供されています。

休憩施設では乗り継ぎまでの待ち時間などに最適な、カプセルホテルを利用できます。

どちらも3,400円(税込)の値引きをしてもらえる施設が多いです。

国内のプライオリティ・パス対象施設一覧

かづき

次はプライオリティ・パスが使える国内の空港施設を見ていきましょう。

次の2つに分けて解説します。

国内のプライオリティ・パス対象施設一覧

1. 国内のプライオリティ・パス対象空港ラウンジ

まずは空港ラウンジです。

国内でプライオリティ・パスに対応しているラウンジは次の通りです。

対象空港ラウンジ

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エリアラウンジ名食事の提供ゴールドカードのラウンジ特典国際線での利用国内線での利用
成田国際空港
第1ターミナルIASS Superior Lounge 希和 -NOA-あり対象外不可
IASS Executive Lounge 1なし対象
第2ターミナルIASS Superior Lounge 虚空 -KoCoo-あり対象外不可
IASS Executive Lounge 2なし対象
羽田空港
第2ターミナルPOWER LOUNGE PREMIUMあり対象外不可
第3ターミナルTIAT LOUNGEあり対象外不可
SKY LOUNGE SOUTHあり対象外不可
中部国際空港
第1ターミナルプラザ・プレミアム・ラウンジあり対象外不可
Korean Air ラウンジなし対象外不可
ザ・コーラル・ファイネスト・ビジネスクラス・ラウンジあり対象外不可
関西国際空港
第1ターミナルカードメンバーズラウンジ 「アネックス六甲」なし対象不可
カードメンバーズラウンジ 「六甲」なし対象不可
カードメンバーズラウンジ 「金剛」なし対象不可
エアロプラザKIXエアポート カフェラウンジ NODOKAなし対象
福岡国際空港
国際線ターミナルKorean Air ラウンジなし対象外不可
ラウンジ福岡あり対象外不可

表を見ると、半数以上のラウンジがゴールドカードの特典「対象外」になっていることがわかります。

また、その多くで食事の無料提供がされています。

かづき

ゴールドカード所有者が入れない特別なラウンジで、おトクに食事を楽しめるということですね。

ただし、国内線では数ヶ所のラウンジしか使えません(国際線は全ラウンジを利用可能)

しかも、国内線で使えるラウンジは、ゴールドカードのラウンジ特典の対象でもあるため、ゴールドカードを持っていればわざわざプライオリティ・パスを発行する必要がありません。

国内線の利用が中心であれば、プライオリティ・パスではなくゴールドカードを持つ選択肢もあるでしょう。

2. 国内のプライオリティ・パス対象飲食店・リフレッシュ施設・宿泊施設

つづいては飲食店・リフレッシュ施設・宿泊施設です。

国内でプライオリティ・パスに対応している施設は次の通りです。

対象飲食店・リフレッシュ施設・宿泊施設

スクロールできます
エリア施設名詳細特典国際線での利用国内線での利用
成田国際空港
第1ターミナル肉料理 やきすき やんま和牛を鉄板で焼き上げる「やきすき」などの肉料理3,400円相当のメニューが1回無料
Japanese Grill & Craft Beer TATSU和食をクラフトビール、日本酒、国産ウィスキーと一緒に楽しめる3,400円相当のメニューが1回無料不可
第2ターミナル鉄板焼 道頓堀 くり田オリジナルの調味料で楽しめる鉄板焼3,400円相当のメニューが1回無料不可
9h nine hours Narita Airport乗り継ぎの待ち時間や短時間の休憩に最適なカプセルホテル9時〜18時に最大5時間の無料宿泊(5時間以上または18時以降は3,400円(税込)の値引き)
第3ターミナルぼてぢゅう屋台「秘伝の焼そば」、「モダン焼」などの本場大阪のグルメ3,400円相当のメニューが1回無料
羽田空港
第1ターミナル足湯カフェ&ボディケア LUCKリフレクソロジー、ドライヘッドスパなどを提供する全室個室のスパ3,400円(税込)の値引き
羽田エアポートガーデンオールデイダイニング グランドエール季節の食材を駆使したバラエティに富んだランチビュッフェランチビュッフェが1回無料
ボディケア LUCKリフレクソロジー、ドライヘッドスパなどを提供する全室個室のスパ3,400円(税込)の値引き
中部国際空港
第1ターミナル海膳空膳海・空をイメージした日本料理3,400円相当のメニューが1回無料不可
ぼてぢゅう大阪発祥のご当地グルメ3,400円相当のメニューが1回無料
くつろぎ処スパサービスと温泉スタイルのお風呂スパでの3,400円(税込)の値引き、もしくは3,400円(税込)相当の展望風呂、食事、飲み物のセットサービス
Flight of Dreams BuildingThe Pike Brewing Restaurant & Craft Beer Bar本格的なアメリカ料理とともに楽しめるIPAビール3,400円(税込)の値引き
関西国際空港
第1ターミナルJapan Travelling Restaurant by BOTEJYU日本の郷土料理やご当地グルメ3,400円(税込)の値引き不可
ぼてぢゅう 1946本場のお好み焼きが楽しめる大阪で77年続くレストラン3,400円(税込)の値引き不可
大阪国際空港
中央ブロック大阪エアポートワイナリーワイン醸造所で南イタリア料理が楽しめるレストラン指定のメニューが1回無料
鹿児島空港
ボディケア LUCKリフレクソロジー、ドライヘッドスパなどを提供する全室個室のスパ3,400円(税込)の値引き不可

うれしいのは、ラウンジと違って国内線でも利用できる施設が多い点です。

16施設中13施設が国内線の対象になっています。

かづき

国内旅行中心の方にとってもメリットがありますね。

プライオリティ・パスはカード特典での発行がおすすめ

プライオリティ・パスを発行したいな。
どうすれば発行できるの?

プライオリティ・パスを発行する方法は、主に次の2つです。

プライオリティ・パスの発行方法

  • 直接発行する
  • クレジットカードの特典として発行する

よりおトクなのはです。

の場合、下表のような料金が発生しますが、で発行した場合と比べて割高なためです。

プライオリティ・パス直接発行時の料金

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プラン年会費利用料金
会員本人同伴者
スタンダードUS99$US35$/回US35$/回
スタンダード・プラスUS329$年間10回まで無料
(11回目からUS35$/回)
US35$/回
プレステージUS469$無料US35$/回
かづき

で発行する場合も、カードによって必要料金は違います。
どのカードが最もおトクなのかは次章で解説します。

プライオリティ・パス対応カードを比較!最もおトクなのはどれ?

プライオリティ・パスをおトクに発行できるカードが知りたいな。

かづき

最も低コストなカードをご紹介します。
まずは、プライオリティ・パス対応のカードを一覧にしてみました。

プライオリティ・パス対応カード

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カード名カード年会費(税込)プライオリティ・パス利用料(税込)※1家族会員の利用※2同伴者の利用料※3ラウンジ利用飲食店・リフレッシュ施設・宿泊施設利用
本会員家族会員海外国内
オススメ
セゾンゴールドアメックス(実質無料版)
11,000円
年1回以上利用で翌年無料
1,100円
※本会員が無料の場合は無料
11,000円/年不可4,400円/人
セゾンゴールドアメックス(有料版)11,000円1,100円11,000円/年不可4,400円/人
オススメ
セゾンローズゴールドアメックス
11,000円
年1回以上利用で翌年無料
1,100円
※本会員が無料の場合は無料
11,000円/年不可4,400円/人
セゾンプラチナアメックス33,000円3,300円無料不可4,400円/人
セゾンプラチナビジネスアメックス33,000円3,300円無料不可4,400円/人
オススメ
JCBゴールド・ザ・プレミア
16,500円
※年100万円以上利用で翌年は11,000円
無料無料不可2,200円/人不可
JCBプラチナ27,500円1名無料(2名以降は3,300円)無料不可2,200円/人不可
JCBザ・クラス55,000円8名無料無料不可1名まで無料(2名以降は2,200円/人)不可
オススメ
UCプラチナカード
16,500円3,300円年6回まで無料年6回まで無料US35$/人不可
ダイナースクラブカード24,200円5,500円無料無料US35$/人
※海外は10回まで無料で以降3,500円
不可
三井住友カード プラチナ55,000円無料無料無料US35$/人不可
オススメ
楽天プレミアムカード
11,000円550円年5回まで無料
※以降US35$/回
不可US35$/人不可不可
三菱UFJプラチナ22,000円1名無料(2名以降は3,300円)無料無料US35$/人不可不可
アメックスグリーン月額1,100円(年間13,200円)月額550円(年間6,600円)US35$/回不可US35$/人不可不可
アメックスゴールド・プリファード39,600円2名無料(3名以降は19,800円)年2回まで無料
※以降US35$/回
年2回まで無料
※以降US35$/回
US35$/人不可不可
アメックスプラチナ165,000円4名まで無料無料無料1名まで無料(2名以降はUS35$/人)不可不可

表の説明
※1 「プライオリティ・パス利用料」:カード年会費とは別に、プライオリティ・パスを利用するために必要な料金
※2 「家族会員の利用」:家族カードを発行した家族が本会員と一緒にラウンジや飲食店を利用できるか
※3 「同伴者の利用料」:本会員の同伴者(家族カードの有無は問わない)が、本会員と一緒にラウンジや飲食店を利用する場合の料金

飲食店を利用したい場合|おすすめはセゾンゴールドアメックス/ローズゴールドアメックス

セゾンゴールドアメックスの券面

セゾンゴールドアメックス(実質無料版)

セゾンローズゴールドアメックスの券面

セゾンローズゴールドアメックス

表からわかるように、ラウンジはすべてのカードで利用できます。

一方、飲食店・リフレッシュ施設・宿泊施設はカードによっては利用できません

特に最近は、「国内の」飲食店等がプライオリティ・パスの対象から外れるカードが増えています。

かづき

人気のあまり改悪がつづいています…。

国内含めて飲食店やリフレッシュ施設でプライオリティ・パスを利用できるのは、セゾン系のカードのみとなっています。

セゾン系のカードのうち、最も低コストでプライオリティ・パスを持てるのは次の2枚です。

飲食店なども利用したい場合のおすすめカード

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カード名カード年会費(税込)プライオリティ・パス利用料(税込)※1家族会員の利用※2同伴者の利用料※3ラウンジ利用飲食店・リフレッシュ施設・宿泊施設利用
本会員家族会員海外国内
セゾンゴールドアメックス(実質無料版)11,000円
年1回以上利用で翌年無料
1,100円
※本会員が無料の場合は無料
11,000円/年不可4,400円/人
セゾンローズゴールドアメックス11,000円
年1回以上利用で翌年無料
1,100円
※本会員が無料の場合は無料
11,000円/年不可4,400円/人

どちらも年一回でもカードを使えば、翌年の年会費が無料になる「実質無料」のカードです。

プライオリティ・パスの発行には別途11,000円(税込)の年会費がかかりますが、それでも十分おトクです。

なお、家族や同伴者には一人あたり4,400円(税込)の追加料金がかかります。

上記2枚のカードは以下の記事で徹底比較しています。違いを知りたい方はこちらもご覧ください。

ラウンジのみ使いたい場合|他のカードも選択肢に

一方、飲食店やリフレッシュ施設は利用せず、ラウンジのみ利用したい場合は、セゾン系以外のカードも選択肢に入ってきます。

ラウンジ利用のみの場合のおすすめカード

スクロールできます
カード名カード年会費(税込)プライオリティ・パス利用料(税込)※1家族会員の利用※2同伴者の利用料※3ラウンジ利用飲食店・リフレッシュ施設・宿泊施設利用
本会員家族会員海外国内
セゾンゴールドアメックス(実質無料版)11,000円
年1回以上利用で翌年無料
1,100円
※本会員が無料の場合は無料
11,000円/年不可4,400円/人
セゾンローズゴールドアメックス11,000円
年1回以上利用で翌年無料
1,100円
※本会員が無料の場合は無料
11,000円/年不可4,400円/人
JCBゴールド・ザ・プレミア16,500円
※年100万円以上利用で翌年は11,000円
無料無料不可2,200円/人不可
UCプラチナカード16,500円3,300円年6回まで無料年6回まで無料US35$/人不可
楽天プレミアムカード11,000円550円年5回まで無料
※以降US35$/回
不可US35$/人不可不可

「JCBゴールド・ザ・プレミア」は年間100万円以上使うと、翌年カード年会費の優遇を受けられるため、11,000円でプライオリティ・パスを所有できます。

「UCプラチナカード」は年会費16,500円という格安のプラチナカードです。プラチナカードらしくコンシェルジュやホテル・グルメ優待なども付帯しているのが魅力です。

海外も含めて飲食店・リフレッシュ施設等の優待は一切受けられませんが、「楽天プレミアムカード」もカード年会費11,000円分の維持コストでプライオリティ・パスを所有できます。

まとめ

旅行のイメージ

今回はプライオリティ・パスについて、その魅力やおトクな発行方法を解説しました。

プライオリティ・パスはゴールドカードの空港特典を上回るメリットが盛りだくさんです。

空港ラウンジで無料で食事ができたり、飲食店・リフレッシュ施設・宿泊施設でも優待を受けられます。

プライオリティ・パスはクレジットカードの特典として発行するのが最も低コストです。

飲食店・リフレッシュ施設などを使いたい場合は、セゾンゴールドアメックス(実質無料版)セゾンローズゴールドアメックスがおすすめです。

ラウンジのみの利用で良ければ、それらに加えてJCBゴールド・ザ・プレミアUCプラチナカード楽天プレミアムカードも選択肢に入ります。

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