【決定版】クレジットカードの選び方|数十枚のカードを所有する筆者が解説
クレジットカードの戦略的な選び方を解説
クレジットカードってたくさんあるから、どれを選べば良いかわからない。
選び方を教えて。
クレジットカードってどう選べばいいか迷いますよね?
「人気があるみたいだから」「CMで見たから」「お店で勧められたから」…。
こんな理由でなんとなく選んだ人も多いのではないでしょうか。
しかし、クレジットカードは正しく選ぶことで、年間数万ポイントもお得になったり、非日常の体験を楽しむことが可能になります。
今回は、実際に数十枚のカードを発行し利用した経験をもとに、クレジットカードの選び方をくわしく解説します。
長い記事なので、画面右下の「目次」ボタンをご活用ください。
- クレジットカードの選び方がわかる
- 自分に合ったカードが見つかる
なぜクレジットカードの選び方が重要なのか
そもそも、なぜクレジットカードの選び方が大切なのでしょうか。
クレジットカードはあくまでも決済のための手段ですよね。
どんなカードを選んでも、決済手段としても役割は最低限果たせます。
でも、正しく選ぶと年間で数万ポイントもお得になったり、普段味わえない非日常の体験を満喫することも可能です。
「それならおすすめのカードを教えて」という声が聞こえてきそうです。
しかし、どのクレジットカードがおすすめかは、人によって変わります。
「万人におすすめの究極の一枚」のようなカードは無いんです。
大切なのは自分に合ったカードを選んで、「正しく組み合わせる」ことです。
クレジットカードは大きく3タイプに分類できる
クレジットカードの分類の仕方はさまざまですが、この記事では「汎用型」「特化型」「体験型」という分け方をします。
汎用型と特化型は、ふだんの買いものをお得にする、ポイント還元を目的としたカードです。
体験型は非日常の体験をするための特別なサービスがそなわったカードです。
一つずつくわしく解説します。
汎用型はバランス良くどこで使っても高還元
汎用型カードはポイント還元を重視したカードです。
ポイント還元を重視したカードはたくさんありますが、汎用型の特徴は、バランス良くお店を選ばず高還元になる点です。
還元率の目安は、1.2%〜2.5%程度です。
クレジットカードの一般的な還元率が0.5%〜1.0%であることからも、還元率が高い部類に入ると言えますね。
特化型は特定のお店で使うと超高還元
特化型カードも、汎用型と同じくポイント還元を重視したカードです。
汎用型との違いは、特定の店舗で使ったときに高還元になる点です。
コンビニ、カフェなど対象のお店に限っては、汎用型以上に高い還元率を狙えます。
還元率はカードによって異なりますが、5%を超える「超高還元」カードも存在します。
体験型は特別な体験を満喫できる
体験型カードは非日常的な体験ができる、特別なサービスが付帯したカードです。
さまざまな頼み事ができるコンシェルジュ、予約が取りづらいレストランを予約できるダイニングサービス、会員限定イベントへの招待など、日常を彩るサービスを受けられます。
体験型カードはその性質上、年会費が高額な “ステータスカード” と呼ばれるものが多いです。
しかし、最近は月1,000円程度で所有できるカードも登場しているので、気軽に試してみることも可能です。
3つのタイプからカードを選んで組み合わせる
クレジットカードは、汎用型、特化型、体験型という3タイプに分類できることをご説明しました。
おすすめは、3タイプそれぞれから自分に合ったカードを選んで、使い分けることです。
汎用型カードをふだんの買い物に使って還元率の底上げをしつつ、特定のお店では特化型カードを使って還元率のアップを狙い、記念日や旅行など特別なイベントでは体験型カードの特典を使う、というイメージです。
汎用型クレジットカードの選び方
汎用型カードは、幅広いお店でバランス良く高還元を受けられるカードです。
この記事では以下のカードをおすすめします。
一枚ずつ解説していきます。
エポスゴールドカード
エポスゴールドカードのメリットは、その還元率の高さです。
紹介する汎用型カードの中でも最高の2.5%を誇ります。
通常還元率は0.5%ですが、以下の3つをクリアすると2.5%にアップさせることが可能です。
- 選べるポイントアップショップに「mixi」を登録
- エポスゴールドカードからMIXI Mにチャージ
- 年間100万円利用する
「選べるポイントアップショップ」は、好きなショップを3つまで登録し、そこでの還元率が3倍(1.5%)になる特典です。
これに「mixi」を登録しておくと、mixiが発行するプリペイドカード「MIXI M」にチャージしたときの還元率が1.5%になります。
MIXI MはVisaまたはJCBとしてネットショップで使え、Apple Payに登録すればQUICPayとして街のお店でも使えます。
さらにMIXI Mは、PayPayに紐づけたりSuicaチャージにも使えるため、さまざまな決済手段として活躍できます。
また、エポスゴールドカードには、年間100万円以上利用すると10,000ポイントもらえる特典があります。
100万円で10,000ポイントなので還元率は1.0%です。
選べるポイントアップショップによる1.5%と合計すると、100万円利用時に2.5%になりますね。
以上の条件をクリアする必要はありますが、エポスゴールドカードは2.5%という高い還元を受けられるカードです。
MIXI Mを起点にさまざまな決済手段に対応できるのも魅力です。
エポスゴールドカードで高還元を受ける方法は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
>> 【最強還元率】エポスゴールドカードは実質2.5%の超高還元!
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、QUICPayを使って買い物したときに、2.0%という高還元を受けられます。
QUICPayを利用するには、Apple PayやGoogle Payにカードを登録し、レジでスマートフォンを端末にタッチします。
QUICPayはスーパーやコンビニ、カフェなど、多くのお店で採用されているので使い勝手のいい決済手段です。
注意点は、2.0%還元になるのは年間利用額30万円分まで、という点です。
30万円以上利用した場合は、通常還元率である0.5%に下がります。
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セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ビューカード
ビューカードの特徴は、モバイルSuicaにチャージしたときに、1.5%という高還元を受けられるところです。
Suicaユーザーにぴったりのカードと言えます。
Suicaは関東圏の交通系電子マネーですが、交通系電子マネーは全国にあり、基本的に互換性があるので相互利用が可能です。
Kitaca、PASMO、manaca、TOICA、ICOCA、PiTaPa、SUGOCA、nimoca、はやかけんと互換性があります。
そのため、Suicaの加盟店数 (自動販売機などの端末を含む) は226万と、他の電子マネーと比較して多いものとなっています(2022年3月時点/出典:JR東日本決算資料)。
PayPay等のQRコード決済にも引けを取りませんし、iDやQuic Payなどの電子マネーと比較しても多いので、十分な数と言えるでしょう。
さらにビューカードはSuicaにオートチャージができる唯一のカードです。
Suicaのチャージ上限は2万円と低めなので、意外にこまめなチャージが必要です。
一定金額を下回ると勝手にチャージしてくれるのは非常に便利で、一度使うと手放せません。
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リクルートカード
リクルートカードの特徴は、特別な条件なく、どこで利用しても1.2%という高還元を受けられる点です。
これまで紹介した汎用型カードは、プリペイドカードへのチャージやQUICPayの利用など、高還元を受けるための条件がありました。
一方、リクルートカードにはそのような条件がありません。
ふつうにカードを使って買い物するだけで1.2%還元を受けられます。
還元率は他の汎用型カードに劣りますが、面倒なことを考えず使えるのが強みといえますね。
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汎用型カードのメリット・デメリットまとめ
以上で紹介した汎用型カードについて、下表にまとめました。
各カードにメリット・デメリットがあります。
比較して、ぜひ自分に合ったカードを選んでくださいね。
エポスゴールド | セゾンパールアメックス | ビューカード | リクルートカード | |
---|---|---|---|---|
最大還元率 | 2.5% | 2.0% | 1.5% | 1.2% |
メリット | 還元率2.5%は汎用型でもっとも高い 支払い手段が豊富 | 還元率2.0%は汎用型で2番目に高い | Suicaへのオートチャージが可能 | 特別な条件なく常時高還元 |
デメリット | MIXI Mへチャージする手間が発生 還元率を最大化するには年100万円の利用が必要 | 支払い手段はQUICPay限定 2.0%還元は年間30万円分まで | 支払い手段はモバイルSuica限定 還元率は汎用型の中で2番目に低い | 還元率は汎用型で最も低い |
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特化型クレジットカードの選び方
特化型カードは特定のお店で高還元が受けられるカードです。
コンビニやドラッグストアといったジャンルごとに、おすすめのカードを紹介していきます。
ぜひ自分がよく使うお店のカードを見つけてくださいね。
コンビニでお得になるカード
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、以下のコンビニでスマホのタッチ決済をすると、最大7%※のポイント還元を受けられます。
- セブン-イレブン
- ローソン
- ポプラ
- セイコーマート
- ミニストップ
7%というのは、ポイント還元率としては破格といって良い数字です。
コンビニは誰でも利用する機会がありますよね。
年会費無料のカードなので、一枚持っておいても損はないでしょう。
コンビニ以外にファミレスやマクドナルドなど、対象の飲食店でも、最大7%のポイント還元が受けられます。
現在、新規入会&条件達成で、3,000円分のVポイントPayギフトがもらえるので、ぜひご検討ください。
\ 3,000円分プレゼント /
カードの詳細は以下の記事で解説しているので、こちらもご覧下さい。
ドラッグストアでお得になるカード
dカード
dカードには「dカード特約店」と呼ばれる特典が付帯しています。
dカード特約店とは、通常よりもポイントが多く貯まるお店のことです。
このdカード特約店には、マツモトキヨシやココカラファインといったドラッグストアも含まれています。
これらのドラッグストアでdカードを使うと、3%還元となります。
さらに、dポイントカードを提示すれば1%還元されるので、合計で4%という高還元率となります。
マツモトキヨシやココカラファインを使う方は、ぜひ検討したいカードです。
\ 公式サイトはこちら /
スターバックスでお得になるカード
スターバックスで利用すると高還元になるカードをご紹介します。
スタバユーザーは、スタバ代の節約につながりますよ。
JCBカードW
JCBカードWには、JCB ORIGINAL SERIESパートナーという特約店制度があります。
その中にスターバックスが含まれていて、スターバックスで使うと5.5%という高還元になります。
他にも大手ECサイト、コンビニ、ドラッグストア、ガソリンスタンドなど、さまざまなお店が特約店の対象となっています(詳細は下記記事をご覧ください)。
* 還元率は1ポイント=5円のレートで利用した場合
\ 詳細や申し込みは公式サイトで /
エポスカード
エポスカードは「スターバックスeGift」の購入で7.5%という高還元を実現できます。
スターバックスeGiftとは、スタバの商品と交換できるギフトカードです。
オンラインで購入し、発行されたURLをLINEやSNSで送るだけで、家族や友人にプレゼントできます。
もらった相手は全国のスタバで利用できます。
詳細は以下の記事をご覧ください。
>> 【最大15倍還元】エポスカードはスタバでお得!活用法を徹底解説
\ 公式サイトはこちら /
体験型クレジットカードの選び方
体験型カードは非日常的な体験ができる、特別なサービスが付帯したカードです。
ここでは、なかでも特徴的なサービスが付帯したカードをいくつかご紹介します。
JCBプラチナ
JCBプラチナにはさまざまな特典が付帯していますが、特徴的なのはコンシェルジュでしょう。
24時間電話一本でつながるコンセルジュに、さまざまな依頼ができます。
記念日に使うレストランのレコメンドや旅行プランの提案、在庫が少ない商品の在庫確認などをお願いできます。
自分に代わって手を動かしてくれるので、時間の節約をしたい人にピッタリです。
\ JCBプラチナの公式サイトはこちら /
ダイナースクラブカード
「ダイナース(食事をする人)」という名前の通り、グルメ関連の特典に重点を置いたカードです。
2名以上の利用で1名分のコース料金が無料になる「エグゼクティブ ダイニング」や、予約の取りづらい人気店の空席情報を教えてくれる「ごひいき予約.com」など、食事を楽しむためのサービスが満載です。
年会費は24,200円(税込)と高額ですが、グルメ好きならかんたんに元が取れるほどの特典の充実ぶりです。
\ 公式サイトはこちら /
セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレス
セゾンローズゴールド・アメリカン・エキスプレスは月額制を採用しためずらしいカードです。
月額980円(税込)で利用できます。
スターバックスのドリンクチケット500円分が毎月届いたり、カード利用でスタンプを貯めると和牛やホテルの朝食券がもらえる、といった特典を楽しめます。
月額制なので、気軽に試せるのもメリットです。
\ 公式サイトはこちら /
限定オリジナルBOX開封の様子や券面デザインのレビューを、以下の記事にまとめています。
* セゾンローズゴールドアメックスのサービスは、2023年12月より大幅に改定されました。詳細は公式サイトをご確認ください。
まとめ
今回はクレジットカードの選び方について解説しました。
クレジットカードは、汎用型、特化型、体験型という3タイプに分類できます。
3タイプそれぞれから自分に合ったカードを選び、使い分けるのがおすすめです。
汎用型カードをふだんの買い物に使って還元率の底上げをしつつ、特定のお店では特化型カードを使って還元率のアップを狙い、記念日や旅行など特別なイベントでは体験型カードの特典を使う、といった使い分けが可能です。
本記事がカード選びの参考になったら嬉しいです。
※ ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※ iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※ 商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※ 一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※ 通常のポイントを含みます。
※ ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※ Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
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