ビューカードの「Suica機能付き」と「タッチ決済付き」を徹底比較

2025年3月10日 細かな表現を修正しました。

ビューカードを作りたいんだけど、「Suica機能付き」と「タッチ決済機能付き」ってどっちを選べばいいの?
ビューカードには「Suica機能付き」と「タッチ決済機能付き」の2タイプがあります。
2つのタイプを選べる




どちらで発行するか迷うかもしれませんが、結論としてはどちらを選んでも大きな差はありません。
なぜなら、いずれを選択しても、ビューカード最大のメリットである「モバイルSuicaへのチャージで1.5%還元」は受けられるからです。
今回は「Suica機能付き」と「タッチ決済機能付き」の違いを徹底解説します。



結論に至った理由を詳しく解説していきます。
- ビューカードの「Suica機能付き」と「タッチ決済機能付き」の違いがわかる
- どちらでカードを発行すればいいかわかる


共通の特徴|どちらでもビューカード最大のメリットは受けられる
どちらも「モバイルSuicaへのチャージで1.5%還元」
Suica機能付き
タッチ決済機能付き
まずは「Suica機能付き」と「タッチ決済付き」に共通する特徴を確認しましょう。
共通するのは「モバイルSuicaへのチャージで1.5%還元」されることです。



ビューカード最大のメリットの一つですよね。
この特典目当てで発行する方も多いのではないでしょうか。
Suicaをスマートフォン上に発行して利用できるサービスです。 モバイルSuicaとは
スマートフォンを使って買い物をしたり、電車に乗車したりすることができます。


なお、「モバイルSuicaへのチャージで1.5%還元」されるのは、手動によるチャージだけでなく、オートチャージによるチャージも対象です。
Suicaのチャージ残高が指定の金額以下になると、自動的にビューカードからチャージしてくれる機能です。 オートチャージとは
まとめると下表のとおりです。
ポイント還元率の比較
![]() ![]() Suica機能付き | ![]() ![]() タッチ決済機能付き | |
---|---|---|
手動チャージ | モバイルSuicaへの1.5% | |
オートチャージ | Suicaへの1.5% |



つまり、どちらを選んでもビューカード最大のメリットは受けられるということですね。
「Suica機能付き」と「タッチ決済付き」のいずれを選択しても、ビューカード最大の利点である「モバイルSuicaへのチャージで1.5%還元」は受けられる。
「Suica機能付き」ビューカードの特徴
Suicaとしても使えるが還元率は低い
Suica機能付き
つづいては「Suica機能付き」ビューカードに焦点を当てて、その特徴を見てみましょう。
ビューカードをSuicaとしても利用可能に
「Suica機能付き」を選択すると、ビューカードのプラスチックカードにSuicaが搭載されます。
Suica機能が搭載



カードにSuicaが付いていると、どんな良いことがあるの?



ビューカードをSuicaとして使い、買い物をしたり電車に乗ったりできます。
「Suica機能付き」を選択すると、ビューカードをSuicaとしても使えるようになります。
つまり、Suica加盟店で買い物するときに、レジの端末にビューカードをかざして決済できたり、駅の改札にビューカードをタッチして電車に乗車できたりするということです。


ビューカードをSuicaとして使うと還元率が下がる



なるほど。便利そうだね。



実はこの使い方はあまりおすすめではないんです。
ビューカードをSuicaとしても使えるのは一見便利そうですが、この使い方は基本的におすすめしません。
なぜなら、チャージしたときの還元率が低いからです。
Suicaは使う前にチャージが必要です。そのため、ビューカード自体からチャージを行うことになりますが、このときの還元率は0.5%となります。


一方、先述のとおり、ビューカードはモバイルSuicaへのチャージなら1.5%還元を受けられます。


にも関わらず、還元率の低いビューカード付帯のSuicaへのチャージを、あえて選ぶ理由は少ないのではないでしょうか。
オートチャージであれば1.5%還元を受けられる
ただ、ビューカード付帯のSuicaにチャージする場合も、「オートチャージ」であれば1.5%還元を受けることは可能です(下表参照)。
ビューカードからチャージしたときの還元率
手動チャージ | オートチャージ | |
---|---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ビューカード付帯のSuica | 0.5% | 1.5% |
![]() ![]() モバイルSuica | 1.5% | 1.5% |
スマートフォンを持っていない、端末が古いなど、何らかの理由でモバイルSuicaを使えない場合は、ビューカード付帯のSuicaにチャージするのも手です。
ただし、その場合は還元率が1.5%になるオートチャージを利用するのが良いでしょう。
- 「Suica機能付き」を選択すると、ビューカードのプラスチックカードにSuicaが搭載される
- ただし、ビューカード付帯のSuicaにチャージしときの還元率は0.5%と低い
- モバイルSuicaへチャージした方が1.5%還元でおトク
- モバイルSuicaが使えない場合には「Suica機能付き」もメリットあり
「タッチ決済機能付き」ビューカードの特徴
タッチ決済もできるが還元率は低い
タッチ決済機能付き
次に「タッチ決済機能付き」ビューカードの特徴を確認しましょう。
タッチするだけで買い物できる
「タッチ決済機能付き」を選ぶと、ビューカードのプラスチックカードによるタッチ決済が可能になります。
プラスチックカードでのタッチ決済





タッチ決済ができると、どんなメリットがあるの?



レジの端末にカードをタッチして買い物できるようになります。
タッチ決済機能が搭載されていると、ビューカードをレジの端末にタッチするだけで決済できます。
端末にカードを差し込んだり、暗証番号を入力したりする手間がかかりません。



スピーディかつセキュリティも高いです。
タッチ決済利用時の還元率は低い
ただし、タッチ決済を使ったときの還元率は0.5%と低めです。
一方、先述のとおり、ビューカードはモバイルSuicaへのチャージなら1.5%還元を受けられます。
そのため、基本的にSuica加盟店ではモバイルSuicaを使うのがおトクです。
しかし、Suicaが使えないお店でプラスチックカードを使って買い物をするときに、タッチ決済が付いていると便利でしょう。


ボーナスポイント目的でSuica加盟店以外での買い物が必要になる場合も



Suicaが使えないお店でビューカードを使う機会って、どのくらいあるのかな?



ボーナスポイントを狙っていくのであれば、それなりに機会はあるはずです。
「ビューカード スタンダード」や「ビューカード ゴールド」には、毎年ボーナスポイントをもらえる特典が付いています。
もらえるボーナスポイント
![]() ![]() ビューカード スタンダード | ![]() ![]() ビューカード ゴールド |
---|---|
5,250pt | 毎年最大17,000pt | 毎年最大
このボーナスポイントをもらうには、決められた年間利用額を達成する必要があります(下図参照)。
ビューカード スタンダードの
ボーナスポイント獲得条件


ビューカード ゴールドの
ボーナスポイント獲得条件





結構使う必要があるんだな。



そうですね。ただし、この年間利用額には、Suica加盟店以外での買い物も含めることができるんです。
上図のとおり、ボーナスポイントをもらうには、年間で数十万円〜数百万円のカード利用が必要です。
なかなかの金額ですが、幸いこれらの利用額はSuica加盟店でないお店での利用も対象になります。
Suica加盟店ではないので、当然モバイルSuicaは使えず、ビューカードで直接支払います。
そのため、1.5%還元は受けられず、還元率は通常還元率の0.5%に下がってしまいます。
しかし、年間利用額をかせぐために、あえてSuica加盟店以外のお店でカードを使う機会も出てくるはずです。



なるほど。Suicaが使えないお店でビューカードを使う機会もあるんだね。



はい。そしてタッチ決済機能付きだと、そんな時にプラスチックカードで買い物するのが楽になるということです。
- 「タッチ決済機能付き」を選ぶと、ビューカードのプラスチックカードを使ったタッチ決済が可能になる
- ただし、タッチ決済で買い物したときの還元率は0.5%と低い
- モバイルSuicaへチャージした方が1.5%還元でおトク
- タッチ決済機能付きだと、Suica加盟店以外で買い物するときに楽
結論|どちらを選択しても大きな差はない



結局「Suica機能付き」と「タッチ決済機能付き」って、どっちが良いの?



正直言って、どちらを選んでも大きな差はない、というのが個人的な考えです。
今回はビューカードの「Suica機能付き」と「タッチ決済機能付き」の違いについて解説しました。
両者にはいくつかの違いがあります。しかし、結論としてはどちらを選んだとしても大差はありません。
なぜなら、いずれを選択しても、ビューカード最大のメリットである「モバイルSuicaへのチャージで1.5%還元」は受けられますし、それぞれが持つ独自のメリット(Suicaとして使える/タッチ決済ができる)も特別大きな恩恵をもたらすものではないからです。
あえて言うとすれば、モバイルSuicaを使えない方には「Suica機能付き」が、Suica加盟店以外でもビューカードを使いたい方には「タッチ決済機能付き」がおすすめです。
- どちらを選んでも大きな差はない
- いずれもビューカード最大の利点である「モバイルSuicaへのチャージで1.5%還元」は受けられるため
- 「Suica機能付き」の特徴
- ビューカードのプラスチックカードにSuicaが搭載される
- ただし、ビューカード付帯のSuicaにチャージしときの還元率は0.5%と低い
- モバイルSuicaへチャージした方が1.5%還元でおトク
- モバイルSuicaが使えない場合には「Suica機能付き」もメリットあり
- 「タッチ決済機能付き」の特徴
- ビューカードのプラスチックカードを使ったタッチ決済が可能になる
- ただし、タッチ決済で買い物したときの還元率は0.5%と低い
- モバイルSuicaへチャージした方が1.5%還元でおトク
- Suica加盟店以外で買い物するときに楽にカード決済できる
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コメント
コメント一覧 (2件)
大変分かりやすい解説をありがとうございました。
再度確認ですがSuica+タッチ決済のカードは無く、どちらかを選ぶ必要があるということですね。
ご回答宜しくお願い致します。
ありがとうございます!お役に立てて良かったです。
ご認識のとおり、Suicaとタッチ決済の両方を搭載したカードは無く、どちらか一方となります。