【損益分岐点】PayPayカード ゴールドは作るべき?パターン別に検証
PayPayカード ゴールドって僕が持ってもお得かな?
それともPayPayカードで十分?
PayPayカード ゴールドはお得なのでしょうか?
PayPayカードの年会費は無料ですが、PayPayカード ゴールドは11,000円(税込)です。
年会費を払ってまで発行するべきか迷いますよね。
せっかく発行したのに年会費をペイできないとショックだと思います。
そこで今回は、PayPayカード ゴールドとPayPayカードを比較し、PayPayカード ゴールドの損益分岐点をさまざまなパターンに分けて計算します。
この記事を読めばどちらのカードを発行すべきかわかりますよ。
PayPayカードとPayPayカード ゴールドで迷っている方は、ぜひご覧ください。
- PayPayカード ゴールドの損益分岐点がわかる
- PayPayカード ゴールドかPayPayカードのどちらを持つべきかわかる
PayPayカード ゴールドとPayPayカードの比較
PayPayカード ゴールドの年会費は11,000円(税込)です。
PayPayカードの年会費は無料なので、11,000円の差があることになります。
しかしその分、PayPayカード ゴールドはPayPayカードに比べて、還元率のアップなど特典が強化されています。
この特典を使うことで「年会費の差11,000円」以上の恩恵を受けられるのであれば、PayPayカード ゴールドを持つべきということになります。
特典による恩恵が11,000円を超える利用額=損益分岐点となります。
PayPayカード ゴールドとPayPayカードの特典の違いを下表にまとめました。
実際は他にも違いはありますが、ここでは損益分岐点に直接影響があるもののみピックアップしています。
PayPayカード ゴールド | PayPayカード | ||
---|---|---|---|
還元率 | (PayPayを使った支払いを含む) | 通常の支払い1.5% | 1.0% |
【PayPayステップ達成時】 (PayPayを使った支払いを含む) | 通常の支払い2.0% | 1.5% | |
通信料等 | ソフトバンクスマホ10.0% | 1.5% | |
通信料等 | ワイモバイルスマホ3.0% | 1.0% | |
ソフトバンク 光/Air | 10.0% | 1.0% | |
ソフトバンクでんき | 3.0% | 1.0% | |
・LOHACO | Yahoo!ショッピング7.0% | 5.0% (LYPプレミアム未加入時) | |
LYPプレミアム | 無料付帯 | 付帯なし (月額508円で加入可) |
全体的にPayPayカード ゴールドの方がお得だな。
その通りです。ここではそれだけ理解いただければ大丈夫です。
PayPayカード ゴールドの損益分岐点
それではPayPayカード ゴールドの損益分岐点を、いくつかのパターンに分けて計算していきます。
通常の支払いの損益分岐点
まず、通常の支払いでの還元率を確認しましょう。
プラスチックカードでの支払いはもちろん、「PayPayクレジット」を使ったPayPayの支払いも含まれます。
コンビニやスーパー、公共料金、サブスクなどの支払いは全てここに含まれます。
PayPayカードの還元率は1.0%ですが、PayPayカード ゴールドは1.5%にアップします。
PayPayステップを達成した場合は、PayPayカード ゴールドが2.0%、PayPayカードは1.5%となります。
PayPayカード ゴールド | PayPayカード | ||
---|---|---|---|
還元率 | (PayPayを使った支払いを含む) | 通常の支払い1.5% | 1.0% |
【PayPayステップ達成時】 (PayPayを使った支払いを含む) | 通常の支払い2.0% | 1.5% |
還元率の差分はPayPayステップ達成/未達成に関わらず0.5%であることがわかりますね。
PayPayカード ゴールドで獲得できるポイントと、PayPayカードで獲得できるポイントの差分は、次のように計算できます。
獲得ポイントの差分 = 年間利用金額 × 還元率の差分(0.5%)
この獲得ポイントの差分が年会費(11,000円)を上回る場合は、PayPayカード ゴールドを持った方がお得になります。
上の式に従って、年間利用額ごとの獲得ポイントを計算したのが下の表です。
年間利用額 | 獲得ポイントの差分 |
---|---|
50万円 | 2,500pt |
100万円 | 5,000pt |
200万円 | 10,000pt |
220万円 | 11,000pt |
250万円 | 12,500pt |
年間利用額が220万円のときに、獲得ポイントの差分が年会費(11,000円)と同じになっています。
つまり通常の支払いでの損益分岐点は年220万円ということになります。
PayPayカードだけでなくPayPayの支払いも含まれるとはいえ、年間220万円はかなり難しい金額ではないでしょうか。
損益分岐点:年間220万円(月183,333円)
ソフトバンク系サービスの損益分岐点
つづいて、スマホなどソフトバンク系のサービスを使った場合の損益分岐点です。
ソフトバンク系サービスの利用料を、PayPayカード ゴールド/PayPayカードで支払ったときの還元率は下表の通りです。
PayPayカード ゴールド | PayPayカード | ||
---|---|---|---|
還元率 | 通信料等 ※1 | ソフトバンクスマホ10.0% ※2 | 1.5% |
通信料等 ※1 | ワイモバイルスマホ3.0% ※2 | 1.0% | |
ソフトバンク 光/Air ※3 | 10.0% | 1.0% | |
ソフトバンクでんき ※3 | 3.0% | 1.0% |
ソフトバンクスマホの通信料を支払ったときの損益分岐点
ソフトバンクスマホの通信料の還元率は、PayPayカード ゴールドが10.0%、PayPayカードが1.5%です。
差分は8.5%となります。
PayPayカード ゴールドで獲得できるポイントと、PayPayカードで獲得できるポイントの差分は、次のように計算できます。
獲得ポイントの差分 = 年間利用金額 × 還元率の差分(8.5%)
上の式に従って、年間利用額ごとの獲得ポイントを計算したのが下の表です。
年間利用額 | 獲得ポイントの差分 |
---|---|
1万円 | 850pt |
5万円 | 4,250pt |
10万円 | 8,500pt |
13万円 | 11,050pt |
15万円 | 12,750pt |
年間利用額が13万円のときに、獲得ポイントの差分が年会費(11,000円)とほぼ同じになります。
つまりソフトバンクスマホ通信料の支払いでの損益分岐点は年間13万円ということになります。
月額に直すと10,833円です。
上でも書いた通り、対象はスマホの「通信料」で端末代などは含まれません。
通信料だけで月額10,833円を上回るのは難しいと言えるでしょう。
損益分岐点:年間13万円(月10,833円)
ソフトバンクスマホ通信料を支払ったときの損益分岐点(ソフトバンク 光/Air契約あり)
では、ソフトバンク 光/Airの契約をしている場合、ソフトバンクスマホ通信料の損益分岐点はいくらになるのでしょうか。
ソフトバンク 光/Airの利用料の還元率は、PayPayカード ゴールドが10.0%、PayPayカードが1.0%です。
差分は9.0%となります。
ソフトバンク 光/Airの利用料は毎月4,500円(税込)と仮定します(年額で54,000円)。
このとき、PayPayカード ゴールドで獲得できるポイントと、PayPayカードで獲得できるポイントの差分は、次のように計算できます。
獲得ポイントの差分 = ソフトバンクスマホ通信料の年間利用金額 × 還元率の差分(8.5%)+ ソフトバンク 光/Airの年間利用額(54,000円) × 還元率の差分(9.0%)
上の式に従って、年間利用額ごとの獲得ポイントを計算したのが下の表です。
ソフトバンクスマホ通信料の年間利用額 | 獲得ポイントの差分 |
---|---|
1万円 | 5,710pt |
5万円 | 9,110pt |
7万円 | 10,810pt |
7.3万円 | 11,065pt |
8万円 | 11,660pt |
ソフトバンクスマホ通信料の年間利用額が7.3万円のときに、獲得ポイントの差分が年会費(11,000円)とほぼ同じになります。
つまりソフトバンク 光/Airの契約をしている場合、ソフトバンクスマホの通信料の支払いでの損益分岐点は年7.3万円ということになります。
月額に直すと約6,083円です。
ソフトバンク 光/Airの利用料による還元が加わった分、ソフトバンクスマホ通信料だけのときに比べて、損益分岐点が下がっているのがわかります。
人によっては達成可能な金額ではないでしょうか。
損益分岐点:年間7.3万円(月6,083円)
ワイモバイルスマホの通信料を支払ったときの損益分岐点
ワイモバイルスマホの通信料の還元率は、PayPayカード ゴールドが3.0%、PayPayカードが1.0%です。
差分は2.0%となります。
PayPayカード ゴールドで獲得できるポイントと、PayPayカードで獲得できるポイントの差分は、次のように計算できます。
獲得ポイントの差分 = 年間利用金額 × 還元率の差分(2.0%)
上の式に従って、年間利用額ごとの獲得ポイントを計算したのが下の表です。
年間利用額 | 獲得ポイントの差分 |
---|---|
10万円 | 2,000pt |
25万円 | 5,000pt |
50万円 | 10,000pt |
55万円 | 11,000pt |
60万円 | 12,000pt |
年間利用額が55万円のときに、獲得ポイントの差分が年会費(11,000円)と同じになります。
つまりワイモバイルスマホの通信料の支払いでの損益分岐点は年55万円ということになります。
月額に直すと45,833円です。
通信料だけで上回るのはまず不可能な金額ですね。
損益分岐点:年間55万円(月45,833円)
Yahoo!ショッピング・LOHACOの支払いをしたときの損益分岐点
Yahoo!ショッピング・LOHACOを使った場合の損益分岐点を計算していきます。
Yahoo!ショッピング・LOHACOを、PayPayカード ゴールド/PayPayカードで支払ったときの還元率は下表の通りです。
PayPayカード ゴールド | PayPayカード | |
---|---|---|
LOHACOの還元率 | Yahoo!ショッピング・7.0% | 5.0% (LYPプレミアム未加入時) |
還元率の差分は2.0%です。
この差はLYPプレミアムによるものです。
Yahoo!ショッピング・LOHACOでの還元率+2%をはじめ、ネットでの買い物がお得に楽しめるサービスです。 LYPプレミアムとは
PayPayカード ゴールドにはLYPプレミアムが無料付帯しますが、PayPayカードには付帯しません。
PayPayカードも月額508円で加入できますが、ここでは未加入とします。
PayPayカード ゴールドで獲得できるポイントと、PayPayカードで獲得できるポイントの差分は、次のように計算できます。
獲得ポイントの差分 = 年間利用金額 × 還元率の差分(2.0%)
上の式に従って、年間利用額ごとの獲得ポイントを計算したのが下の表です。
年間利用額 | 獲得ポイントの差分 |
---|---|
10万円 | 2,000pt |
25万円 | 5,000pt |
50万円 | 10,000pt |
55万円 | 11,000pt |
60万円 | 12,000pt |
年間利用額が55万円のときに、獲得ポイントの差分が年会費(11,000円)と同じになります。
つまりYahoo!ショッピング・LOHACOの支払いでの損益分岐点は年55万円ということになります。
月額に直すと45,833円です。
Yahoo!ショッピング・LOHACOをよく利用する方であれば達成できる金額ではないでしょうか。
損益分岐点:年間55万円(月45,833円)
PayPayカード ゴールドを持つべきか計算
以上、いくつかのパターンに分けてPayPayカード ゴールドの損益分岐点を計算してきました。
しかし、パターンは無数に考えられるのでキリがありませんよね。
そこで、あらゆるパターンに対応できる計算式を作成しました。
以下の式に利用金額を入力いただければ、自分がPayPayカード ゴールドを持つべきかわかりますよ。
例えば、通常の支払いが月10万円で、ソフトバンクスマホの通信料に月5,000円支払っている場合は次のようになります。
合計が11,000円分以上なので、PayPayカード ゴールドを持った方がお得だとわかります。
まとめ:PayPayカード ゴールドはこんな人におすすめ
今回はPayPayカード ゴールドの損益分岐点について解説しました。
PayPayカード ゴールドはPayPayカードに比べて、還元率アップなどさまざまな面で特典が強化されています。
このゴールドならではの特典を使うことで、年会費の差11,000円をペイできるかがポイントです。
PayPayカード ゴールドを持った方がお得になるのは、例えば次のような方です。
- ソフトバンクスマホとソフトバンク 光/Airを両方契約している人
- ソフトバンクスマホを契約していて、PayPayも利用している
- Yahoo!ショッピング・LOHACOをよく利用する
他にも色々なパターンがあり得ます。上でご紹介した計算式を利用してご検討いただけると嬉しいです。
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