JCBカードWはマイルを手軽に貯めたい人向け!マイル還元率や貯め方は?

2025年10月20日 記事を新規公開しました。

旅行が好きだから、マイルを貯めておトクに飛行機に乗りたいな。
年会費無料でマイルを貯めやすいカードってないの?
JCBカードWはポイント還元の優秀さで人気の一枚です。
しかし、実はマイルを貯めやすいカードでもあります。
「有料の航空系カードはハードルが高いから、無料のカードで手軽にマイルを貯めてみたい」という方に最適です。
今回はそんなJCBカードWについて、マイル還元率や他のカードとの比較、効率的なマイルの貯め方を徹底的に解説します。



年会費無料のカードで気軽にマイルを貯めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
- JCBカードWのマイル還元率がわかる
- JCBカードWのマイル還元率が他のカードと比較して優秀かわかる
- JCBカードWを使った効率的なマイルの貯め方がわかる


JCBカードWのマイル還元率は?





まずはJCBカードWのマイル還元について、基本的なことを解説します。
Oki Dokiポイントをマイルに交換できる
JCBカードWで買い物をしてもマイルは貯まりません。
マイルではなく「Oki Dokiポイント」が貯まります。
しかし、Oki Dokiポイントはマイルに交換できるため、間接的にJCBカードWでマイルを貯めることが可能です。
JCBカードWのマイル還元率は0.6%
JCBカードWで買い物をすると、通常1,000円につきOki Dokiポイントが2pt貯まります。
Oki DokiポイントはANAマイルとJALマイルに下表のレートで交換可能です。
Oki Dokiポイントのマイル交換レート
マイル | 交換レート |
---|---|
ANAマイル | Oki Dokiポイント1pt → ANAマイル3マイル |
JALマイル | Oki Dokiポイント1pt → JALマイル3マイル |
ANA、JALともに1pt → 3マイルのレートです。
以上から、JCBカードWで買い物をすると、1,000円につき実質6マイル貯まることになります。
1,000円につき6マイルなので、マイル還元率にすると0.6%です。
- JCBカードWはマイルではなくOki Dokiポイントが貯まる
- Oki Dokiポイントはマイルに交換できるため、間接的にマイルを貯めることは可能
- JCBカードWのマイル還元率は0.6%
JCBカードWのマイル還元率は他のカードより高い?少ない?





JCBカードWのマイル還元率は0.6%か。
これって他のカードと比べて高いの?



他のカードのマイル還元率と比較してみましょう。
「年会費無料カード」と「航空系カード」に分けて解説します。
年会費無料カードとの比較
まずは、年会費無料カードとJCBカードWのマイル還元率の比較です。
人気の年会費無料カードのうち、基本ポイント還元率が優秀(1.0%以上)な五枚を選びました。
いずれも買い物で貯まるのはポイントなので、規定のレートでマイルに交換する必要があります。
各カードの交換レートと、交換後の最終的なマイル還元率は下表のとおりです。
年会費無料カードのマイル還元率
基本ポイント還元率 | 交換レート | 最終マイル還元率 |
---|---|---|
楽天カード | ||
1.0% | 楽天ポイント2pt → JALマイル1マイル | 0.5% |
楽天ポイント2pt → ANAマイル1マイル | ||
dカード | ||
1.0% | dポイント1,000pt → JALマイル500マイル | 0.5% |
au PAY カード | ||
1.0% | Pontaポイント2pt → JALマイル1マイル | 0.5% |
リクルートカード | ||
1.2% | リクルートポイント2pt → Pontaポイント2pt → JALマイル1マイル | 0.6% |
PayPayカード | ||
1.0% | PayPayポイントからマイルへ直接交換する方法はなし | — |
表からわかるのは、年会費無料カードはマイル還元率0.5%のものが多いということです。
JCBカードWのマイル還元率0.6%は、年会費無料カードの中では優秀な部類に入ります。
航空系カードとの比較
つづいては、航空系カードとJCBカードWのマイル還元率の比較です。
ANAカードとJALカードのうち、年会費が手頃な「一般カード」を選びました。
航空系カードのマイル還元率
選択コース・サービス | 維持コスト | マイル還元率 |
---|---|---|
ANA一般カード | ||
5マイルコース | 2,200円 / 年(カード年会費) | 0.5% |
10マイルコース | 7,700円 / 年(カード年会費+10マイルコース年会費) | 1.0% |
JAL普通カード | ||
ショッピングマイル・プレミアム未入会時 | 2,200円 / 年(カード年会費) | 0.5% |
ショッピングマイル・プレミアム入会時 | 7,150円 / 年(カード年会費+ショッピングマイル・プレミアム年会費) | 1.0% |
いずれもカード年会費は2,200円(税込)で、マイル還元率は0.5%です。
ただし、どちらも追加課金により、マイル還元率を1.0%に上げることが可能です。
ANA一般カードは5,500円(税込)の年会費が追加される「10マイルコース」、JAL普通カードは4,950円(税込)の年会費が追加される「ショッピングマイル・プレミアム」です。
通常マイル還元率は0.5%なのでJCBカードWより低いです。しかし追加課金すると1.0%になり、JCBカードWを上回ります。
- JCBカードWのマイル還元率0.6%は、年会費無料カードの中では優秀
- 航空系カードは追加課金によりマイル還元率が1.0%にアップし、JCBカードWの0.6%を上回る
航空系カードとJCBカードWのどちらを選ぶべき?損益分岐点を計算





航空系カードはマイル還元率が1.0%まで上がるけど、課金が必要なんだね。
いくら使えば課金した分の元が取れるの?



損益分岐点を計算してみましょう。
ANA一般カードとJCBカードWの損益分岐点
ANA一般カードの年間維持コストは7,700円(税込)です(10マイルコース選択時)。
ANA一般カードの年間維持コストの内訳
- カード年会費:2,200円(税込)
- 10マイルコース年会費:5,500円(税込)
この7,700円をマイルに換算します。1マイルの価値を2円※とすると、7,700円=3,850マイルです。
ただし、ANA一般カードは「継続マイル」として毎年1,000マイルもらえます。
したがって、ANA一般カードの実質的な年間維持コストは、3,850 – 1,000 = 2,850マイルとなります。
ANA一般カード(1.0%)とJCBカードW(0.6%)のマイル還元率の差は0.4%です。
この差分0.4%で2,850マイル獲得するには、2,850マイル ÷ 0.4% = 712,500円必要なので、損益分岐点は712,500円となります。
年間利用額ごとの推奨カード
年間利用額 | 選ぶべきカード |
---|---|
712,500円以上 | ANA一般カード |
712,500円未満 | JCBカードW |
※ マイルの価値には諸説あります。
JAL普通カードとJCBカードWの損益分岐点
JAL普通カードの年間維持コストは7,150円(税込)です(ショッピングマイル・プレミアム入会時)。
JAL普通カードの年間維持コストの内訳
- カード年会費:2,200円(税込)
- ショッピングマイル・プレミアム年会費:4,950円(税込)
この7,150円をマイルに換算します。1マイルの価値を2円※とすると、7,150円=3575マイルです。
ただし、JAL普通カードは初回搭乗ボーナスとして毎年1,000マイルもらえます。
初回搭乗ボーナスは、毎年最初にJAL便に乗ったときにもらえます。
そこで、年に1回もJAL便に乗らない場合と、年に1回以上JAL便に乗る場合とに分けて損益分岐点を計算します。



自分のJAL便の利用状況に合った方をご覧ください。
JAL便に年1回も乗らない場合
先述のとおり、JAL普通カードの年間維持コストは3,575マイルです。
JAL普通カード(1.0%)とJCBカードW(0.6%)のマイル還元率の差は0.4%です。
この差分0.4%で3,575マイル獲得するには、3,575マイル ÷ 0.4% = 893,750円必要なので、損益分岐点は893,750円となります。
年間利用額ごとの推奨カード
年間利用額 | 選ぶべきカード |
---|---|
893,750円以上 | JAL普通カード |
893,750円未満 | JCBカードW |
※ マイルの価値には諸説あります。
JAL便に年1回は乗る場合
先述のとおり、JAL普通カードの年間維持コストは3,575マイルです。
しかし、初回搭乗ボーナスとして1,000マイルもらえるため、実質的な年間維持コストは、3,575 – 1,000 = 2,575マイルとなります。
JAL普通カード(1.0%)とJCBカードW(0.6%)のマイル還元率の差は0.4%です。
この差分0.4%で2,575マイル獲得するには、2,575マイル ÷ 0.4% = 643,750円必要なので、損益分岐点は643,750円となります。
年間利用額ごとの推奨カード
年間利用額 | 選ぶべきカード |
---|---|
643,750円以上 | JAL普通カード |
643,750円未満 | JCBカードW |
※ マイルの価値には諸説あります。
- ANA一般カードとJCBカードWの損益分岐点は「712,500円」
- JAL普通カードとJCBカードWの損益分岐点は次のとおり
- JAL便に年1回も乗らない場合は「893,750円」
- JAL便に年1回は乗る場合は「643,750円」



各種条件によって損益分岐点は変わるので、おおまかな目安とお考えください。
JCBカードWを使った効率的なマイルの貯め方





JCBカードWを使って効率的にマイルを貯める方法ってあるの?



「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」の加盟店を積極的に利用しましょう。
ここまで見てきたとおり、JCBカードWのマイル還元率0.6%は悪くない数字です。
しかしJCBカードWを使って、もっと効率的にマイルを貯める方法があります。
それは「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」の加盟店でカードを利用することです。
JCBの優待店であるJCB ORIGINAL SERIESパートナー加盟店では、さらにマイル還元率が上がるからです。
代表的な加盟店とマイル還元率
加盟店 | マイル還元率 |
---|---|
スターバックス (スターバックスカードへのチャージ) | 3.3% |
Amazon.co.jp | 1.2% |
メルカリ | 0.9% |
イトーヨーカドー | 1.2% |
セブン-イレブン | 1.2% |
ローソン | 1.2% |
ビックカメラ/ビックドラッグ | 0.9% |
apollostation、出光SS、シェルSS | 0.9% |
やよい軒 | 0.9% |
洋服の青山 | 1.8% |
一休.com(宿泊予約) | 0.9% |



年会費無料にも関わらず、航空系カードの1.0%と同等かそれ以上のマイル還元率を実現できます。
JCB ORIGINAL SERIESパートナーの加盟店では、JCBカードWのマイル還元率がさらにアップする
よくある質問
- Oki Dokiポイントからマイルに交換すると手数料はかかりますか?
-
手数料は無料です。
- Oki Dokiポイントからマイルに交換するには、最低いくらのポイントが必要ですか?
-
最低500ポイント必要で、以降1ポイント単位で交換できます。
- Oki Dokiポイントやマイルの有効期限は?
-
有効期限はOki Dokiポイントが2年(JCBカードW使用時)、ANAマイルとJALマイルが3年です。
Oki Dokiポイントを有効期限ギリギリまで保有した後マイルに交換すれば、有効期限を実質5年に延ばすことができます。 - JCBカードWを使っても、Oki Dokiポイントが付与されない利用先はありますか?
-
いくつかありますが、特に注意が必要なのは「電子マネーチャージ利用分」です。Edy・モバイルSuica・SMART ICOCA・モバイルPASMO・nanacoなどが該当します。詳細は公式サイトをご確認ください。
結論:JCBカードWは手軽にマイルを貯めるのに最適な一枚


今回はJCBカードWのマイル還元について、他のカードとの比較や効率的な貯め方を解説しました。
- JCBカードWのマイル還元率は0.6%
- JCBカードWのマイル還元率0.6%は、年会費無料カードの中では優秀
- 航空系カードは追加課金によりマイル還元率が1.0%にアップし、JCBカードWの0.6%を上回る
- ANA一般カードとJCBカードWの損益分岐点は「712,500円」
- JAL普通カードとJCBカードWの損益分岐点は次のとおり
- JAL便に年1回も乗らない場合は「893,750円」
- JAL便に年1回は乗る場合は「643,750円」
- JCB ORIGINAL SERIESパートナーの加盟店では、JCBカードWのマイル還元率がさらにアップする
JCBカードWのマイル還元率は0.6%と、年会費無料カードの中では優秀です。
年会費のかかる航空系カードと比較しても、年間利用額が65万〜90万円以下であればJCBカードWの方がコスパが高くなる可能性があります。
そのため「年会費無料のカードで手軽にマイルを貯めてみたい」という方にとって、JCBカードWはベストな一枚になるでしょう。
JCB ORIGINAL SERIESパートナーの加盟店ではマイル還元率がさらにアップするため、これらのお店をよく利用する方には特におすすめです。
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