三井住友の「Olive」とは?開設すべき?メリット・デメリットを解説

「Olive」とは何か、わかりやすく解説

Oliveってどんなサービス?
わかりやすく教えてほしい。

三井住友銀行の「Olive」が話題ですよね。

口座開設が300万件を突破した、今人気の金融サービスです。

今までにないサービスなので、「よく耳にするけど、結局何ができるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Oliveとは何なのかわかりやすく解説します。

さらに、メリット・デメリットを整理し、どんな人におすすめかを明らかにしていきます。

この記事を読めば、Oliveを開設するべきかわかるようになりますよ。

かづき

ぜひ最後までご覧下さい。

この記事を読むと…
  • Oliveとは何なのかわかる
  • Oliveを開設するメリット・デメリットがわかる
  • Oliveを開設するべきかわかる
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Oliveとは三井住友銀行の「デジタル口座」

かづき

まずはOliveとは何なのか、解説していきます。

お金の流れをまとめて管理できる「デジタル口座」

Oliveの全体像
Oliveのサービスの全体像

Oliveとは三井住友銀行が提供する「デジタル口座」です。

1つのアプリで銀行口座、カード決済、証券、ポイントをまとめて管理できます。

また、「Oliveフレキシブルペイ」というカードが付帯し、キャッシュカード・クレジットカード・デビットカードなどの機能を1枚で利用できます。

かづき

色々なものをOliveにまとめられるんですね。

さらに、ポイントをたくさん獲得できるおトクな特典が付帯しているのも特徴です(詳細は後述)

Oliveの3つのサービス
  • 銀行口座、カード決済、証券、ポイントをまとめて管理
  • 多機能カード「Oliveフレキシブルペイ」が付帯
  • おトクな特典でポイントをたくさん獲得

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詳細は上のボタンから公式サイトで

※1 特典付与には条件があり、口座開設とクレジットカードのお取引、証券のお取引も含みます。
※1 最大31,600円相当は最上位クレジットカードでのお取引が対象になります。

多機能カード「Oliveフレキシブルペイ」が付帯

Oliveフレキシブルペイ(一般)の券面
Oliveフレキシブルペイ(一般)

Oliveを開設すると、多機能カード「Oliveフレキシブルペイ」が発行されます。

Oliveと混同されやすいですが、Oliveは「デジタル口座」で、お金の流れををまとめて管理するための総合金融サービスです。

OliveOliveフレキシブルペイ
デジタル口座Olive開設により発行されるカード
かづき

Oliveフレキシブルペイは、Oliveのサービスの一部という関係ですね。

Oliveフレキシブルペイには5つの機能が集約

Oliveフレキシブルペイの5つの機能
出典:三井住友銀行公式サイト

Oliveフレキシブルペイの特徴として、以下5つの機能が1枚に集約されている点が挙げられます。

Oliveフレキシブルペイの機能

  • キャッシュカード
  • クレジットカード
  • デビットカード
  • ポイント払い
  • 追加したカードでの支払い

追加したカードでの支払い」とは
三井住友カード指定のカードを登録すると、Oliveフレキシブルペイを介して登録したカードでの支払いが可能になるサービスです。Oliveフレキシブルペイに他のカードを集約でき、カードを複数持ち歩く必要がなくなります。

支払いモード(クレジット、デビット、ポイント、追加したカード)の切り替えは、アプリでいつでも簡単に行えます

Oliveフレキシブルペイは持ち歩くカードを減らせるのがメリット

1枚にまとまっていると、どんなメリットがあるの?

かづき

持ち歩くカードを減らせますよ。

先ほどの通り、Oliveフレキシブルペイには5つの機能がまとめられています。

これにより、例えばキャッシュカードとクレジットカード両方を持ち歩いている人は1枚で済ませることができます。

かづき

財布がスッキリしますね。

また、現金感覚で使えるデビットカードが好きだけど、ポイント還元も捨てがたいという人もいると思います。

そんな人は、最大20%還元※2の対象店舗ではクレジットモードそれ以外の店舗ではデビットモードで支払うといった使い分けを1枚のカードで行えます。

対象のコンビニ・飲食店での最大20%還元は、クレジットモードのみ対象となっています

かづき

Oliveフレキシブルペイについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

※2 対象のサービスのご利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのご利用時に、通常のポイント分を含んだ最大20%ポイントが還元されます。
※2 商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※2 ポイント還元率の合算は、複数のVポイントアッププログラムの条件を達成した場合、20%を超える事がございますが、景品表示法の定めに基づき、実際にポイントアップされる還元率の上限は20%までとなります。

Oliveの口座開設は300万件を突破

Oliveの口座開設数のグラフ
出典:「個人のお客さま向け総合金融サービス「Olive」 300万アカウントを突破」

Oliveの口座開設数は、2024年7月時点で300万件を突破しています。

2023年3月のサービス開始から約1年4ヶ月ほどなので、かなりのハイペースと言えます。

かづき

Oliveの注目度・人気の高さが伺える数字ですね。

Olive誕生の背景

かづき

Oliveが誕生した背景にも軽く触れておきましょう。

Oliveのプロジェクトがスタートしたのは2020年頃です。

当時は口座開設の5割以上がデジタルで行われるなど、銀行取引のデジタル化が急速に進んでいました。

シェア拡大を続けるネット銀行に対応するサービスを生み出すべく、モバイルでの取引を前提とした「Olive」が企画されました。

そして、銀行口座、カード決済、証券、ポイントなどの機能を、アプリ上でシームレスに組み合わせた全く新しいサービスとして、Oliveは2023年にローンチされることになります。

サービス名に込められた思い
「Olive」の「O」は「循環」を、「live」は「お客様の生活」を表しています。お客様の生活をより良く循環させていく、という思いが込められているそうです。

かづき

三井住友銀行肝入りのサービスですね。

出典:「特集: SMBCグループの将来の成長を牽引する主要施策-2『Olive』」

Oliveはこんな人におすすめ

結局、Oliveっておすすめなの?

Oliveは開設した方が良いのでしょうか?

結論としては、多くの人にとって開設するメリットがあると考えます。

かづき

理由を解説していきます。

Oliveがおすすめな理由

Oliveは多くの人にとって開設するメリットがあります。

なぜなら、お得な特典が多数付帯しており(詳細は後述)、開設するとその恩恵にあずかれるためです。

例えば、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済をすると、最大20%ものポイント還元を受けられたり、毎月ボーナスポイントをもらえたりします。

かづき

極端な話、開設だけして日常的に使わなくても、ポイントをもらえるのでお得です。

また、三井住友カード(NL)シリーズを持っている人にも、Oliveはメリットがあります。

三井住友カード(NL)の券面
三井住友カード ゴールド(NL)の券面
三井住友カード プラチナプリファードの券面

三井住友カード(NL)シリーズユーザーでも、Oliveを開設すれば上記特典を受けられるからです。

かづき

まとめると、Oliveは次のような人におすすめです。

Oliveがおすすめな人
  • 対象のコンビニ・飲食店でお得に買い物(最大20%還元)したい
  • 毎月のボーナスポイントをもらいたい
  • 現在、三井住友カード(NL)シリーズを使っていて、ポイント還元率をさらに上げたい

三井住友カード(NL)シリーズユーザーにも、Oliveはおすすめなんだな。

かづき

はい。それについては、次の章でさらに詳しく解説しますね。

三井住友カード(NL)シリーズを使っている人にもおすすめ

Oliveフレキシブルペイとよく比較されるカードに、「三井住友カード(NL)」シリーズがあります。

Oliveフレキシブルペイ(一般)の券面
Oliveフレキシブルペイ(一般)
三井住友カード(NL)の券面
三井住友カード(NL)

両カードはスペックが似ていて、どちらも対象のコンビニ・飲食店で高いポイント還元を受けられます。

このときの還元率をアップできる「Vポイントアッププログラム」という仕組みがあります(詳しくは後述)

かづき

条件を満たすごとに、対象のコンビニ・飲食店での還元率が段階的にアップしていきます。

どちらのカードもVポイントアッププログラムの対象ですが、還元率アップの上限が次のように異なります

Oliveフレキシブルペイ(一般)の券面
Oliveフレキシブルペイ
三井住友カード(NL)の券面
三井住友カード(NL)シリーズ
Olive開設済Olive未開設
最大+8%最大+8%最大+3.5%

Oliveフレキシブルペイは無条件で最大+8%です。

一方、三井住友カード(NL)シリーズは、Olive未開設だと還元率アップの上限が最大+3.5%に下がってしまいます。

かづき

なぜ下がるかは後で解説します。

三井住友カード(NL)ユーザーにとっても、Oliveは開設するメリットがあると言えますね。

Oliveをおすすめしない人

逆にOliveをおすすめしない人もいるの?

かづき

三井住友銀行の口座を作りたくない人にはおすすめできません。

Oliveには三井住友銀行の口座開設が必須です。

そのため、現在三井住友銀行の口座を持っておらず、今後も作りたくない人にはOliveはおすすめできません。

Oliveがおすすめでない人

三井住友銀行の口座を持っておらず、今後も作りたくない人

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詳細は上のボタンから公式サイトで

Oliveのメリット:おトクな特典が盛りだくさん

Oliveをおすすめする理由として、おトクな特典が多数付帯していて、開設するとその恩恵にあずかれるから、と書きました。

ここでは、具体的にどんな特典があるのか解説していきます。

Oliveのおトクな特典は主に次の3つです。

Oliveのおトクな特典
  • 「Vポイントアッププログラム」で還元率最大8%アップ
  • 「選べる特典」は口座を持っているだけでもおトク
  • もれなく使える「基本特典」でさまざまな手数料が無料に

一つずつ解説していきます。

1. 「Vポイントアッププログラム」で還元率最大8%アップ

Oliveフレキシブルペイや三井住友カード(NL)シリーズは、対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済をすると、高いポイント還元を受けられます。

端末にスマートフォンをタッチ
スマホのタッチ決済(写真は三井住友カード ゴールド(NL))

このときの還元率は、条件を満たすことで段階的にアップさせることが可能です。

対象のコンビニ・飲食店での最大20%還元の内訳
出典:三井住友銀行公式サイト

その条件の1つに「Vポイントアッププログラム」があります。

Vポイントアッププログラムを利用すると、SMBCグループの各サービスの利用状況に応じて、対象のコンビニ・飲食店でのポイント還元率を最大で+8%できます。

ポイント還元率最大+8%の内訳

スクロールできます
対象サービス還元率条件
Oliveフレキシブルペイ(一般)の券面
Oliveフレキシブルペイ
三井住友カード(NL)の券面
三井住友カード(NL)
Olive開設済Olive未開設
アプリログイン+1%+0%Oliveを開設し、三井住友銀行アプリまたはVpassアプリへ月に1回以上ログイン
選べる特典+1%+0%Oliveの「選べる特典」で「Vポイントアッププログラム+1%」を選択
≫詳細
SBI証券最大+2%最大+1.5%SBI証券口座を保有し、SBI証券Vポイントサービスに登録のうえ、対象の取引を実施
≫詳細
住友生命最大+2%最大+2%「Vitalityスマート for Vポイント」に加入のうえ、Vitality健康プログラムを実施。Vitalityステータスに応じてポイントアップ
≫詳細
外貨預金最大+2%+0%Oliveを開設し、三井住友銀行で外貨の取引を実施
≫詳細
住宅ローン+1%+0%Oliveを開設し、三井住友銀行で住宅ローンを契約
≫詳細
SMBCモビット最大+1%+0%SMBCモビットの返済口座にOliveの口座を登録し利用
≫詳細
合計最大+8%最大+3.5%

詳細 三井住友銀行「Vポイントアッププログラム」

Olive開設時の還元率を合計すると+10%になりますが、上限が設定されているため、最大でも+8%までとなります。

三井住友カード(NL)シリーズは、Oliveを開設しているかどうかで、還元率アップの上限が変わる点に注意しましょう。

Olive開設時は最大+8%ですが、未開設時は最大+3.5%まで下がってしまいます。

かづき

三井住友カード(NL)シリーズを持っている人にも、Oliveの開設はメリットがあると言えますね。

2. 「選べる特典」は口座を持っているだけでもおトク

Olive「選べる特典」
出典:三井住友銀行公式サイト

以下の4つから、毎月1つ(プラチナプリファードは2つ)の特典を自由に選べます

  • 給与・年金受取でVポイント200pt
  • コンビニATM手数料が月1回無料※3
  • Vポイントアッププログラムの還元率が+1%
  • ご利用特典Vポイント100pt※4

3 対象のコンビニATMはイーネットATM・ローソン銀行ATM・セブン銀行ATMです。
※4 選択月末時点の円預金・外貨預金の合計残高が10,000円以上の場合

毎月変更できるので、その時のライフスタイルに合った特典を選べます。

難しい条件が必要なものはありません。Oliveの口座を持っているだけで、毎月かんたんにお得なサービスを受けられるのが魅力です。

かづき

例えばの特典を選ぶと、給与・年金の受取口座にOliveを指定するだけで、何もしなくても年間2,400ptもらえます。

3. もれなく使える「基本特典」でさまざまな手数料が無料に

Oliveの「基本特典」
出典:三井住友銀行公式サイト

Oliveを開設すると、以下の特典を利用できます(無条件ですべて利用可能)

  • SMBCダイレクトの他行あて振込手数料が無料※5
  • 三井住友銀行本支店ATMの手数料が24時間無料
  • 定額自動入金手数料が無料
  • 定額自動送金手数料が無料

※5 Oliveアカウントご契約口座を出金口座とした、SMBCダイレクトでの他行あて振込手数料が月3回まで無料。

かづき

Oliveを開設するだけで、さまざまな手数料が無料になります。

Oliveのデメリット:銀行口座の制限と未利用口座管理手数料

かづき

Oliveにもデメリットはあります。
開設する前に確認しておきましょう。

Oliveのデメリット
  • 三井住友銀行の口座開設が必須
  • 2年以上使わないと手数料が発生

1. 三井住友銀行の口座開設が必須

Oliveには三井住友銀行の口座開設が必須です。

すでに三井住友銀行の口座を持っている人や、開設予定の人にとっては問題ないでしょう。

しかし、三井住友銀行の口座をどうしても開設したくない、という人にとってはデメリットといえます。

かづき

口座はネットからも簡単に開設できます。

2. 2年以上使わないと手数料が発生

Oliveを開設し、2年以上一度も入金、振込、払戻し等の取引がないと手数料がかかります(未利用口座管理手数料)

手数料は年間1,100円(税込)です。

ただし、「残高が10,000円以上」「同一支店に定期預金口座がある」などの条件を満たす場合は免除されます。

かづき

日常的に使っていくのであれば問題ないですね。

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詳細は上のボタンから公式サイトで

まとめ

今回は「Olive」について解説しました。

Oliveは三井住友銀行が提供する「デジタル口座」で、最大のメリットはポイントをたくさん獲得できるお得な特典です。

対象のコンビニ・飲食店での最大20%還元を目的に開設するのはもちろん、毎月のボーナスポイント目当てで開設するのもおすすめです。

また、三井住友カード(NL)ユーザーにとっても、Vポイントアッププログラムによって還元率を上乗せできるメリットがあります。

Oliveがおすすめな人
  • 対象のコンビニ・飲食店でお得に買い物(最大20%還元)したい
  • 毎月のボーナスポイントをもらいたい
  • 現在、三井住友カード(NL)シリーズを使っていて、ポイント還元率をさらに上げたい

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